もとは菅原道真を祭った天満宮でしたが、恭仁京大極殿の東にあった御霊神社と合祀し、昭和40年8月に神社名を恭仁神社としました。本殿は弘化三年(1846年)春日大社第一殿を譲り受け建てられたものとみられます。

長い参道の正面に舞殿とその左右に仮屋が有り、その奥に割拝殿と本殿を配しています。これは南山城地域特有の社殿配置で、京都府下では三社のみ残る中世以来の伝統があるもので、神に奉納する能を相伴して鑑賞するための仮の施設が常設化したものです。

恭仁京大極殿跡より歩くと西に向かって20分位で恭仁神社の標識があり、右に曲がります。参道は高い木立に囲まれており、境内は広く、トイレをお借りすることもできます。

JR加茂駅より 木津川市コミュニテイバス西線(予約制・土日運休) 西行き東下車 徒歩3分 |